ウィーン旅行記①

先日、かれこれ10年ほど付き合いのある友人と3泊4日のウィーン旅行をしてきました。友人が減りそうですが、信じられないほど楽しかったのでブログを書きます。8割自慢と、2割は旅行を楽しめた気持ちを少しでも閉じ込めておきたいという気持ちでお送りする予定です。(※予定は予告なく変更になる場合がございます。ご容赦ください。)

 

 

1日目
1日目の夜に友人と合流し、この日は空港からそのままホテルへ行って終わり。ホテルの立地上空港から市内までの移動にはシャトルバスを利用しました。友人は私と合流する前にスペイン旅行をしていたので、晩ご飯は友人のスペイン土産と空港のスーパーで買った生ハム、サーモン、チーズなど。端的に言えば最高ということですね。

滑り出し好調。

 

2日目

ウィーンはカフェ文化が非常に発達している街ということで、事前に色々と調べ、行きたいカフェを頑張って絞りリストアップしてみました。

Startseite - Café Diglas

https://www.demel.com/de

Café Sacher Wien | Hotel Sacher Wien

Café Central Wien seit 1876

https://www.gerstner-konditorei.at/index.html

多いな……とはいえ、どれも有名店ばかり。私も友人も花より団子派の人間なので、制覇を目指して戦うことを決意。(私が)


ということでまず朝ごはんは気になっていたカフェ①へ。
話は聞いていたましたが、内装が驚くほどかわいい……テーブル席のランプがチュチュスカートみたいになっていてテーブルごとに微妙に色が違っているし、店内のシャンデリアにはカラトリーやクロワッサンがぶら下がっているし……

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意味わかんない可愛すぎてきれそう?何?


と逆切れをかましかけながら朝ごはん到着。

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こんな優雅な朝ごはんある?私は中世貴族か何かなの?QOLの急上昇やばいじゃん…と絶対に中世貴族は考えないようなことを考えつつ、おいしく朝食をいただきました。

 

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カフェを出ると、たまたま近くにシュテファン大聖堂があったので覗きに行ったところ、あと少しでオルガンコンサートが始まるというベストタイミング。ミサ中のオルガンコンサートだったので、ミサの中に入ることは出来ませんでしたが、それでも教会の中でオルガンコンサートは聴くことが出来ました。我々これはもってるぞ?と馬鹿話に花を咲かせつつ、続いて大聖堂近くのモーツァルトハウスへ。理由は友人がモーツァルト推しだから。ちなみにここ、入館料にオーディオガイド(日本語あり)がついてくる大変ありがたい仕様で、オーディオガイドは想像の2.1倍くらいのボリューム感でした。(当社比)

 

モーツァルトハウスを出たところでちょうどお昼過ぎの良い時間になったので、お昼ご飯を食べに私の気になっていたカフェ②Demelへ。パッケージ激かわチョコレート代表格の1つで、私が幾度となくバレンタインに(かこつけて)ミントチョコレートを(自分用に)買おうとしたことかわからないDemelですね。女性の家族や友人へのプレゼントに良いのではないでしょうか。(突然のステマ)

ちなみに私はDemelのチョコレートを「逆チョコ」でいただいたならば、非常にセンスの良い方だなと思うと同時に、①姉がいる②彼女3人くらいいる(訳:信じられないくらいおモテになられる)③チョコレート好きあたりを勘ぐってしまいますね。(偏見100%)

 

ここでは軽食とケーキをいただきました。

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数えきれないほど推しポイントのあるDemelですが、個人的に激推しポイントだなと感じたところはザッハトルテ(ミニ)があったこと。いや求めていたのはそういうことじゃん……優秀か?好きじゃん……

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ということでお互いミニサイズのザッハトルテを1つずつ頼み、気になったモンブランのようなケーキ(以下便宜上モンブランと表記)を1つ頼んでシェア。ザッハトルテはジャム感強めでした。

ここで急にモンブランの話してもいいですか?というのも意味がわからないくらい美味しかったんです先生……ザッハトルテ目当てみたいなところ少しあったけれど、これはもっと有名になっても良いのではなかろうかと思うくらい美味しかったんです……

かの有名なアンジェリーナのモンブランが分かる方は、あのタイプのモンブランを想像していただければと思いますが、Demelのモンブランも同じようなスタイルで、メレンゲを土台にホイップクリーム、周りにマロンクリームというシンプルイズザベスト最高なモンブランでした。出会えてよかった、きっとまた会おうなという熱い気持ち。
QOLが高い……


個人的には、特別な日におめかしをして少し背伸びをしたお店へ行くことがすごく素敵なことだなと思っていて。ここで言う「おめかし」はきっとその場が自分の身の丈に合わないかもしれないという一種の不安を少しでも拭えるようにするための文字通り「勝負服」で、初めは少し息が詰まるような空間なのに、自分の身だしなみや、ちょっとした会話、そして何より食事を通して少しずつその場に馴染んでいくような感覚が得られるような経験が私は好きです。

勿論将来的には、背伸びをせずともそういった空間に自然に溶け込めるような素敵な女性になりたいものですが、それでも、素敵な大人ではない私だからこそ感じられることは、今でこその得難いものだと思うし、できるだけ大事にしたいなと思っていたりします。

 

ウィーンと言えば「音楽の都」。旅行先がウィーンに決まった理由の一つにも、友人と私がお互い音楽を少しかじっていて興味があったということがありました。ということでごく自然な流れで「折角だしオペラ観たいよね。」という話になり、国立歌劇場で上演されるオペラの当日立ち見席アタックへ。

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私たちは立見席チケット販売開始時刻の約2時間前から列に並びましたが、比較的前の方に並べていたようで、1階席中央、前の方の立ち見席でオペラを鑑賞することができました。チケットは1人10€。3時間弱のオペラを立ちながら鑑賞するということで正直かなり疲れますが、場所と値段、終演後の充実感を考えると安すぎて頭が上がりません。実質タダ。

 

劇場の周りには「今日のチケットはもうあと3枚しかないよ!今とるでしょ?!」といった強めの圧をかけてくるおじさんもかなりいます。もちろん彼らはそれが仕事なのでしょうし、座って鑑賞したい方には良いのかもしれませんが、こちら側にも選ぶ権利はあるので、立ち見席を狙う場合こちらもやや強め、かつできれば心境としては極めて丁重にお断り申し上げて立ち見席チャレンジをしてみることをお勧めします。

 

また、以下私の主観に基づく私用立ち見席注意メモとしては、

①場所取りのためにスカーフのようななにか巻き付けられるものが必要

②場所によっては立見席の人口密度がかなり高く、満員電車に近いような状態だったので、そのような環境で貧血起こしやすい人は場所取りも気をつけた方が良い

ということが挙げられます。

②については出やすい場所にするとか、端のほうで少し広めに場所を取るなどが考えられるかなと。無理をしてその後の旅行の行程をこなせなくなってしまうのは本当に無念だと思うので、自衛は大事。ちなみに私たちの観た回は休憩後に人が急に減ったので休憩後はゆったり鑑賞することができました。理由は未だ謎。

 

オペラ観賞後、多幸感に包まれながら「ちょっとお腹空いたけど、そんなに重いものはねぇ…軽いものがいいけど、なに食べようか?」なんて話しながら歩いていたところakakikoという日本食レストランを発見。理由はわからないけれど、お互い「ここに入るよね」と言わんばかりの空気に自然となり入ってみることに。

 

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重いものはちょっと…などと言いながらお互いカツカレーとラーメンを頼んでいるあたり、色気のかけらもないし、そもそもただの馬鹿です。なんなの本当に?軽いものって言ったやつどこのどいつだよ。(お前たちだよ)

飲み物はKONBUCHAなるものを怖いもの見たさで頼んでみたのですが、私の知ってるこぶちゃではなかった。飲んでも結局何も分からなかったので、有識者の方に是非お話伺いたい所存です。


そんなこんなで「日本食」にケラケラ笑いながら2日目は終了。
オペラを観た後に日本食を選んだ心境が今となってはもうちょっとよくわかりませんが、きっとお互いオペラの前に飲んだお酒で気持ちよく酔っていたのでしょうね。

お互い「大人になったな」と思うことの方が増えたのに、童心に戻るタイミングが同じなのは、やはり古い仲だからなのでしょうか。私も大概、人のことをとやかく言えた立場でないことは百も承知ですが、それでも友人もやっぱり変わっているよなとブログを書きながら再確認しております。

 

ということでウィーン旅行記②に続く。

ウィーン旅行記② - 大きなひとりごと