ウィーン旅行記②

ウィーン旅行記①の続き

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3日目
朝ごはんは泊まっていたホテルの近くで偶然見つけたパン屋さん。

 

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この日はウィーンに来たら必ずお会いしようと心に決めていたクリムトの接吻のためにベルヴェデーレ宮殿へ。宮殿自体も美しいし、展示されている作品の数もほど良くて最高。ルーブル美術館レベルの大きさになると、充実感<疲労感になってしまう気がするので、このくらいが美味しく満腹になれるベストな量な気がする。修業が足りない。

ウィーン気になる美術館が多すぎて時間が足りない。勿論お金も足りない。

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この後気になるカフェ③カフェザッハーへ。勿論ザッハトルテを食べに。

他にも行きたいカフェがあったのでザッハトルテは友人と半分こしました。誰かと一緒に旅行に行くとこういうことができて、色々なものを食べることができるから本当に最高ですね。(基本食べることしか考えていない)

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このあとカフェの周りやらをふらふらしながら、なぜかたどり着いた先にあった錯覚美術館へ。巡り合わせってやつですね。なぜわざわざウィーンまで行って錯覚美術館へ行ったのかは未だ謎ですが、友人も私も「ここはいるしかなくない?!?!」的な、謎のハイテンションになっていたような気がします。自分たちのことながら本当にテンションの上がるポイントが謎。振り返ってみてもハチャメチャに楽しかったからいいけど、本当に謎。ちょっと怖い。

ちなみに錯覚美術館、私にとってはすごく面白かったです。錯覚体験系の施設に日本でもよく行く人であれば、仕掛けを知っているものもあるかもしれないのでそこまで満足できないかもしれませんが、恥ずかしながら私は錯覚事情(?)に疎いのですごく楽しめました。ネクストバズりスポット間違いなしですね。(誰)

 

この後気になっていたカフェ④が錯覚美術館の近くにあったのでそちらへ。
またまた軽食とケーキをいただきました。ここで「ん?ザッハトルテさっき食べてたような?」と思った方。ご名答。だかしかしあれはおやつみたいなものなので。昔は10時にもおやつの時間があったとかなかったとか言うじゃないですか。

それはそうと、このお店、本当に良くて……
見た目がすごく綺麗、且つ味もとても美味しいケーキが……たくさん………

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ここは天国か?端から端まで全部食べたいじゃん……という気持ちをぐっと堪え、私はapfelstudelというりんごのケーキをいただきました。美味しい。

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りんごのケーキやタルトは甘すぎて食べられない率が割と低めで、安心安全。しかも味も美味しくないわけがないというベテラン俳優並みの安定感のあるポジションだと思ってます。自分でも何を言っているのかわからなくなってきた。


友人も私も、1回の食事で大量に食べられるわけではないけれど、小分けにたくさん食べられるタイプなので、1日の食事回数がおかしなことになっていた気がする。

それでも美味しいものは美味しいし、美味しい食べ物は世界平和、この世の真理。

 

この日も国立歌劇場とは別の劇場でオペラ当日チャレンジをしようとしたのですが、まぁ色々な理由で結局失敗してしまったため、オペラ鑑賞ができなくなってしまいました。夜の予定についてお互い全く何も考えていなかったので、「どうしようか?」なんて話しながら夜の街をふらふらしたり、成城石井の超上位互換みたいなスーパー行ったり、それはそれで楽しくすごしていました。お互い真剣にオペラチャレンジ失敗の原因について反省しただけで、1mmも険悪な雰囲気になりませんでした。真面目か。お互い「疲れるのが嫌」という理由で喧嘩するのを面倒くさがる系の人間なので、さすがにもうちょっとピリッとした空気になる若さあっても良いのでは?1ミクロンくらい心配になりました。

 

で、翌日の昼過ぎに友人は日本に帰る予定だったので、この日がウィーン旅行の最後の晩餐ということで、何を食べようかと。正直ここまででかなり食べているのでお腹が空いているというわけではなかったのですが、折角だしウィーンぽいものたべる?とか、また部屋呑みする?とか色々悩んでいたところへ突如現れたお洒落なハンバーガー屋さん。
そうして最後の晩餐はハンバーガーになりました。

「お腹あんまり空いてない」っていったの誰だよ。(2度目)

ハンバーガーが軽いか重いかは諸説あります。

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旅行が楽しかった話や、身の上話なんかをしながらご飯を食べていて、自然と「私たちが次に旅行するのがどこか気になるよね」という話になりまして。今までそこそこ変なことをしてきているので、次回もこれまで以上のわくわく度で企画提案しないといけないという高めのハードルが再び設定されました。真剣に考えておこうと思います。

 

お互い成人済みなので旅行中にお酒を飲む機会もありまして、ぎりぎり二十歳になる前に彼女とした旅行で、「まだ未成年だからお酒は我慢ね」とサイダーを飲んでいたことがふと思い出されるなどした最後の晩餐。

 

 

4日目
最終日です。ウィーン観光の心残りである国立図書館と美術史美術館のカフェに行くべく、朝一チャレンジ。駅中のパン屋さんでパンを買って、例のモーツァルト像の前のベンチで食べるとかいうスーパーお洒落な朝ごはんからのスタートです。

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王宮の敷地内の公園で食べてるからまぁ実質私たちも王族だよね、とかよく分からないことを言っていたら、思っていた以上に外が寒かったので、パンを食べ終えた後でカフェに入って、図書館が開く時間まで時間をつぶすという。基本的に頭が悪い(楽しい)

 

国立図書館美女と野獣のモデルにもなったと言われており、ロマンが溢れていいました。何もいうことはありません。圧倒的美。

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続いて、本日2つ目のメイン美術史美術館のカフェ。勿論美術史美術館にも興味はあったのですが、ここのカフェは世界で一番美しいか何からしく、しかも監修をしているカフェが私の気になっていたカフェ⑤だったらしく(もう変わってしまったとかなんとか)行くしか!となって行ってきました。この歳になるとわかってくるけれど、世の中「世界一」で溢れているので、正直もう何が一番とかよくわかりませんが、きっと最上級を表す形容詞なんでしょうね。

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感覚の麻痺。全体的にラグジュアリーが爆発している。どういうこと?理解が追い付かないとりあえず圧倒的美なことは分かった(語彙力)

頼んだカイザーシュマレンも例にもれず大変美味しかったです。

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 なんか、ウィーンすごいわ……もうちょっと見掛け倒しなケーキ(失礼)とかあってもいいじゃんと思ってしまうくらい全部美味しかった……旅行記とか銘打っているけど実質これ食べログじゃん……いつもそうか……
ちなみに今回の旅行で訪れたどのカフェの値段も、2人でシェアしたりしていたこともあってか、想像していたよりは高くなかったです。「この雰囲気の中でこのご飯が食べられるならむしろ安いくらいだよね〜」というのが食べるの大好きな我らの総意でした。価値観は人それぞれですが参考までに。

 

美術史美術館はブリューゲルバベルの塔をはじめとする、有名な作品がたくさんあるので、余った30分くらいでものすごい勢いで絵を見てミュージアムショップでポストカードを買って帰路へ。
もっときちんと観たかったので再履です。

 

 

 

ヨーロッパの美術館に行くたびに痛感するのは、キリスト教ギリシャ神話の知識はあったほうがいいなということ。宗教が文化に影響を与えるのは当たり前、と頭で理解できたところで、じゃあ実際にキリスト教ギリシャ神話などについての知識が十分にあるかと言われれば否なので。作品だけでも勿論楽しめるけれど、モチーフがわかった方が当たり前だけれどもっと楽しいし、少なくともヨーロッパ社会においてはキリスト教の知識って本当に一般教養なんだなとことあるごとに思い知らされています。

修業が足りない。

 

もっと滞在したかったウィーン旅行でしたが、お互いのお目当てのことは全てすることができたので、非常に充実した旅行になったかなというのが総括!

 

前回のアイスランド旅行で1人旅の楽さを感じていた私ですが、こうやって誰かと一緒に旅行をして、リアルタイムでその場所で感じたことや考えたことを共有できる相手がいるというのもまたすごく素敵なことで、誰かと一緒に旅行するの楽しいな〜素敵だな~と改めて思えました。最高なタイミングで最高な旅行にしてくれた友人には本当に感謝しかない。今度会ったときヤングドーナツあげるね。

というか、基本的にあほみたいなこと言ったりやったりするの9割私の方なので、本当によくいつも一緒に旅行してくれるよな……と思いつつ、反省せずこちらは毎回ノーストレスで楽しくやらせていただいているので次回もよろしくな!友人!という気持ち。

 

以上!最高なウィーン旅行でした。
この後私はブダペストプラハをまわりドイツへ帰る予定なので、ブダペストプラハ旅行記に続きます。(多分)