ブダペスト旅行記

 

 

 


さて、友人とウィーン空港で別れたのち、ウィーン空港からバスでブダペストへ。
バスの座席を予約していましたが既に私の席には男性が座っており、「そこ私の席なんだけど…」と言ったものの、「他の席空いてるだろ、そこに座れよ」的なことを言われ、一先ず目についた空いている席に座りました。心に飼っているヤンキーが暴れ出さないようにらぐっとこらえ、もやっとしたままバスに揺られて3時間弱でブダペストに到着です。

 

到着したのが20時頃だったので、スーパーで水と晩ごはん代わりのパンを買ってホステルへ。アイスランドのホステルの水回りが若干のトラウマになっているためドキドキしながら入りましたが、いや、綺麗か。
めちゃめちゃ綺麗でおしゃれなホステルでした。最高か。写真撮り忘れたけど。
ベッドにカーテンついてるタイプのホステルは大体いい(偏見)
そんなこんなで初日は終了。

 

2日目
ブダペストは1日半しか滞在しないので、今日一通り観光するつもりで頑張ります。
まずは両替しに行ったときにたまたま通りがかったカフェで朝ごはん。

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物価が安いとは聞いていたけれど、カフェご飯して500円弱(ざっくりした日本円換算)は確かに安いよな〜味ももちろん美味しかったです。

両替は20€分だけ。あとはカードが使えると信じましょう。無理だったらその時考えよう。うん。

 

今回は初の試みとしてフリーウォークツアーに参加しようと思っています。ということでそれまではホステルの周りをふらふらしていました。お散歩。

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ブダペストは「ドナウの真珠」なんて呼ばれることもあると聞いていたので、「ザヨーロッパ」的な街を勝手に想像していたのですが、なんだかアジアっぽさもあれば中東っぽさもあり...…いや私中東は行ったことないけど。(ニュアンスで話すな)

「混ざっている」感じがして面白い街だなと思いました。治安が悪いとかでは全然ないけれど、今まで自分が触れてきていない、未知の雰囲気だったからこそ、ちょっとした緊張感があってアドベンチャー感が。

 

さて、お昼ご飯(この人ずっと食べてるな)
正直ウィーンで信じられないほど食べたのでお腹はそんなに空かないのですが、食べたいものがあるので食べます。フードファイター目指しているので。

何を食べるかと言いますと、フォアグラパイセンでございます。

なんか、ハンガリーではフォアグラがお安くいただけると聞いたので。フォアグラなんで好きとか嫌いとか、そういうところにいないよね。レックウザが最推しのポケモンじゃなくてもマスターボールで捕まえたくなるのと同じような理由で食べようと思います。(圧倒的に伝わらない)

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いや量よ。

運ばれてきたときの量にビビり倒しましたが、味は勿論美味しいし、日本の人の口に合いやすいような気がしました。白米がはかどる感じの少しあまじょっぱいような、こってりした味です。(※感じ方には個人差があります。)
ただ、なんていうか、私はお寿司の食べ放題で永遠に大トロだけを食べ続けることはできないタイプなので、私と同じタイプの方は多分2人以上できてシェアするのが正解だと思います。最後の方は割とマジでフードファイトになります。(見ればわかる)
勿論私は気合で完食しました。

 

さてお腹が苦しくなりながらフリーのウォーキングツアーへ。ただより怖いものはないと言うことで、宗教勧誘とかされるのかな……と怯えと期待を胸に参加しましたが、普通に無料でした。仕組みとしては順番逆のクラウドファンディングみたいな感じなのかな?ツアーの最後にチップを渡す形で、チップ文化に慣れ親しんだ欧米の方々はごく自然に「気持ち」を渡していました。ガイドさんが自分の頑張りに応じてチップが貰えるんだとしたら割とウィンウィンのいい仕組みなのかもなと思ってみたり。もちろんそこまで簡単な話ではないのだろうけれど。

 

このツアーはブダペストの観光地をガイドさんに説明してもらいながら歩いて回る3時間弱の「フリー」ツアーなので、もちろん教会や博物館のような有料施設には入らず、外観の見学と説明のみ。初日にこういうツアーに参加して、興味を持った施設に翌日アタックかけるのがいいんだろうな〜まぁ私に翌日はないんですがね!もうちょっと滞在長めにとっておけばよかった。
こういうツアーは初めてだったので面白かったです。ハンガリーのガイドさんが英語で説明してくれるので、現地の人の話が聞けるのは貴重な機会かなと。

ガイドさんがハンガリー語のアルファベットを紹介してくれたのですが、なんかドイツ語のウムラウトみたいなのがたくさんあった……聞いただけだけどハンガリー語めっちゃ難しい……そして聞いた感じはすごくロシア語っぽかった。知らんけど。

 

今回のツアーでまわった施設の中だと、ツアーの終着点である漁夫の砦が一番好きでした。白い石好きだからね。曇天だったので白さが一切伝わりませんが。

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 ツアーが終わったのが4:30過ぎだったので、すぐそばのマーチャーシュ教会の見学をして、日が沈んで夜景が見れるようになるまで漁夫の砦で待ってようと思ったのですが、当たり前だけど日没直後に真っ暗になるわけでもなく、30分くらい粘って諦めました。十分綺麗な景色が見れたので満足。

 

お昼に食べたフォアグラパイセンがお腹に残っているまま晩ご飯へ。


ハンガリーの安くて美味しいお店!と有名なでチキンパプリカとパンと白ワインを頼みました。ワインを飲んだのは完全に陰キャ精一杯のイキりですごめんなさい。

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美味しくご飯をいただいて、ホステルに帰ってこの日は終わり!

 

3日目
この日のお昼過ぎのバスでプラハへ移動するので、午前中のみの観光です。
ブダペストではチムニーケーキとランゴシュをどうしても食べておきたかったので、早くからやっているチムニーケーキのお店へ行って朝ごはん代わりのチムニーケーキ(シナモン)をいただきます。f:id:zasshusan:20200220174324j:plain幼少期に揚げパンが好きだった人は絶対好きな味。甘いけど、中空洞だから比較的食べやすいと思う。甘いけど。

 

前日のツアーで説明を受けたSt.-Stephans-Basilikaへ。圧倒的に名前が難しい。f:id:zasshusan:20200220182526j:plain
内部もすごく綺麗な教会でした。なんだか新しそうな感じがした。

 

続いてシナゴークへ。ブダペストはシナゴークが多いらしく、前述の混沌とした雰囲気はそういう様々な宗教や文化が混ざり合うことでできているのかなと思ったり。
今回はたまたま宿泊していたホステルの近くにシナゴークがあったので、そこへ行ってみました。入場料を渡したおじさんの仲間のおじさんに「日本から来たの?」と聞かれたので、「そうだよ〜」と言ったら「おはよう!こんにちは!ありがとう!さようなら!はい!」と知っている日本語をたくさん話してくれて、とてもほっこりすると同時に、ハンガリー語を何も知らない自分を50回くらい殴りたくなりました。せめてありがとうかこんにちはは覚えておけよ自分。

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シナゴーク自体初めてだったので、すごく面白かったです。

当たり前だけど、絵とか像とかなくて、幾何学的な模様があるだけ。すごく神秘的な空間でした。ユダヤ教と聞くと今まで私はキリスト教とのつながりの中で考えてしまいがちだったけれど、こうやってシナゴークに実際に足を運んでみると、意外とイスラム教の方が近しいものがあるのかも?と思ってみたりしました。モスクとかシナゴークとか今まであまり行ったことなかったけれど、もっとたくさん行ってみたら印象変わるんだろうな。

旅行するたびに無知を実感しながら色々な場所に風呂敷広げるだけ広げて回収しなければ、そこを掘ってみることもしないので本当に愚か。わかっているならちゃんとしてください。

 

この後、ブダペストでどうしても食べておきたかったランゴシュという平たい揚げパンに色々のせて食べる料理で少し早いお昼ご飯。

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ちなみに私はサワークリームとチーズ乗せを食べました。これがノーマルってどこかで聞いた気がする。油物3口以上食べられないとか、もちっとした食感が苦手って言う人以外にはめちゃおすすめです。

体に悪そうな、背徳感を覚えるようなものってなんでこんなにおいしいんだろうね。

 

このあとはバス乗り場へ向かって、バスでプラハまで!

ブダペストの日数もっととっておけばよかったな〜と後悔する程度には楽しかったです。何よりごはんが美味しくて安いのでいいところ!