アイスランド旅行記③

 

3日目

今日からアイスケーブに行くために1泊2日のツアーに参加しますよ!こいつなんです、私の今回の旅費の大半を占め予算を圧迫しているのは!構わんけど!

アイスランドには1年中入れる人工の氷の洞窟と、冬季しか入ることのできない天然の氷の洞窟があるらしく、後者は首都レイキャヴィクからも離れているから日帰りツアーがなかなかないということで1泊2日のツアーになりました。

前日まで宿泊していたホステルの水回りが結構しんどかったので、結果的にちょうどいいタイミングになったかなと。

 

アイスランド旅行記

hitorigotoindeutsch.hatenadiary.jp

 

初日は移動日的な感じだったのでざっと。

滝とか。

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ブラックビーチとか。

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青い氷とか。

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2日目にも感じていたことだけれど、地球やばいっすねって。(お前の語彙力がやばい)

今までの私にとって、見渡す限り何もない風景を見る機会は本当に少なかったので、ちょっと不安になるくらい何もなかった。そんな中で、巨大な滝や氷河を見るために集まった観光客やその車はなんだかミニチュアの人形みたいだった。

あと、神話に巨人が登場するのもちょっと納得できるな、とも。

 

4日目
いよいよです。緊張してきました。
氷で出来た洞窟なんてまじで死ぬほど寒いだろうと思い、背中と両太腿にカイロを貼る念の入れよう。(決してカイロが余っていたとかそんな適当な理由ではない)

本当に悲しいことだけれど、脂肪は冷えやすいこれこの世の真理って感じで、タイツとか長い丈のボトムスとかを履いていても、お風呂入る時に服を脱ぐと信じられないくらい太腿冷たくなっていて絶望する。おめぇタイツの防御力0か?って。

今回ばかりは自分がムキムキじゃないことを恨むばかり。ムキムキになったことないから実際あったかいのか知らんけど。

 

アイスケーブに行く前に、いくつか観光スポットを巡ります。

 

〇ダイヤモンドビーチ

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あたりの薄暗さと、波の荒さがいい感じにこの世のものならざる雰囲気を醸し出していてとてもよかったです。海の色と氷の色がすごく似ているように見えたので、氷が波打っているみたいでなんだか不思議な感じ。ずっと見てられる。寒いけど。

氷みたいな海と、海岸に転がる流氷を眺めながら、やっぱり来世は炊飯器がいいなと思うなどしました。

 

前日は滝多めでお送りしていましたが、今日は氷多めでお送りします。f:id:zasshusan:20200205182559j:plain

ダイヤモンドビーチから少し車で移動したところにある氷河たち。(場所の名前を忘れてしまった…)
生まれてこの方ここまで大きな氷の塊を見る機会がなかったから、自然界に本当にこんなものが存在するんだなぁ、とか、目の前に実物があるのにちょっと信じがたいようなふわふわした不思議な感覚に陥りました。


青とか白とか、冷たそうなものってすごく神秘的で綺麗に見えるのに、ちょっと物悲しく思われるのってなんでなんだろうね。色のイメージとフィクション作品による印象なのかな。

 

〇アイスケーブ
いよいよ!いよいよだよ!!!
ここまでも大分ささる場所を訪れていて満足していたのですが、いよいよ大本命へ。今回は青い氷の洞窟の黒い氷の洞窟に入れるということで、福利厚生抜群か。

 

余談ですが、このツアーで運転手兼ガイド的なことをしてくださっているおじさまが、アイスケーブに行く前に「氷の上にトイレはないから、ここから3時間トイレには行けないよ!これがラストトイレチャンスだよ!!!」って結構必死に言ってたのかわいかった。やさしい。

 

アイスケーブのツアー自体は現地でツアーを主催されている現地ガイドさんにお任せスタイルなので、今まで乗っていた車からアイスケーブツアーの車に乗り換えます。

これがTDSのインディのあれなんです。わかりますか、あのタイヤめっちゃ大きい車高の高いあれです。まさにあんな感じ。車内の揺れもあんな感じ。

ちなみにガイドのおじさまは道なき氷河の上をプロテインバー食べたり、ちょっと手を離したりしながら運転していて100レベ感がすごかったです。旅の途中で助けてくれた人がジムリーダーでした的な。

 

一面真っ白の世界の中にぽつ、ぽつと洞窟があるので素人には何がなんだかわからない世界。なんで場所がわかるのかも、なんで元の場所に帰れるのかもわからなかった。プロはすごい。

 

ということで満を辞してドーーン!

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f:id:zasshusan:20200205182745j:plain興奮していたからか、たくさん写真撮ったはずなのに、全体像が分かるような写真がありませんでした。無能か。いやでも氷の綺麗さが1mmでも伝われば……! 

 

ちなみに黒い氷の方は、天井(で表現合ってるのかな)がかなり低いので(たしか)30mくらいの距離中腰で進んでいきます。これがまた本当に世界ふしぎ発見すぎてわくわくがとまらなくて楽しくて……まあ運動神経皆無+尋常じゃないかたさの体の私は、腰痛くなるし、中腰区間は正直進むのに必死すぎて氷に注目する余裕なかったけれど、本当にいい経験ができました。
中腰区間抜けた先にも黒い氷が少し広がっていて、そこでゆっくり写真を撮ったりできるのでマジで福利厚生が良かったです。ちなみに写真はその中腰区間を抜けた先のものです。

 

 青い氷も黒い氷も、あまりにも綺麗すぎて、宝石みたいでした。鉱物って言われても全然驚かないくら澄んだ色をしているのだけど、触ると当たり前だけど氷だから冷たくて本当に神秘的。地球上にこんなにも綺麗なものが存在していて、それを自分の目で見ることが出来ただけでも生きててよかったなと。
来る前は、綺麗すぎて「ここを死に場所にしたい」とか思うんだろうな〜と思っていたけれど、蓋を開けてみたら真逆でちょっと笑った。どこまでも私は欲深いんだな~知っていたけれど!

ということでこれからも資本主義社会の住人として一生懸命働いて、好きなことをするためにお金を使っていきたいと思います。とりあえず帰ったら一生懸命働きます。

 

 5日目は帰るだけだったので割愛!

アイスランド、旅費はまぁ高いし、物価も高かったけれど、それでも心から来てよかったなと思う素敵な場所でした!サイコー!