歯が欠けたのでドイツの歯医者さんへ行ってきました。

 

突然ですが、歯が欠けました。

 

何事?

 

今まで
エスカレーターで転んで膝を5針塗ったり、
旅行先でスーツケースの鍵をなくし、鍵そのものを壊したり、
旅行中にバチカン市国で貧血起こしかけて倒れかけたり、
etc……

 

様々なことをやらかしてきた身ではありますが、歯が欠けるのは初めてのことです。

 

まぁ厳密にいうと、欠けたのが歯そのものなのか、詰め物なのかはわかりませんが、とにかく歯の一部が欠けました。

原因と時期は未だ謎なのですが(思い当たる節は割とある)、ある日
「なんかこの歯一部足りなくない?」
ということに気づきまして、はじめはそのまま放って置こうとしていたのですが(何故)、ネット等で「歯 欠けた」で検索をかけていたところ早急に歯医者さんへ行ったほうがいいとのことでしたので(当たり前です)歯医者さんの受診を決心しました。

 

とはいえ、私のドイツ語力は案の定ばぶちゃん。どうするか……と思いつつ、色々と検索をしていたところハンブルクには日本人対応の歯医者さんがあるとのことで、今回はそちらへ行ってきました。

 

流れとしては日本と同様、電話で予約、その際に診察の日程を決めて、当日病院に直接行き診察を受けるだけ。
予約の電話も日本語で対応していただくことができ、症状を伝えることができるので安心でした。
「留学してるんだからドイツ語話せや」という鋭すぎるツッコミが聞こえてきそうですが、病院系のことはよく理解できないまま進むと怖いので、(治療内容も、薬関係もお金のことも……)
という盛大な言い訳をかましておきますね。

 

当日。
まず受付で自分がドイツで加入している保険カードを渡し、待合室で少し待ちます。
今回受診した歯医者さんはドクターの奥様が日本語堪能な方で、その方と一緒に問診票を埋めて、いざ診察室へ。

 

日本の歯医者さんと一緒だな〜なんて思いながら椅子に座り、椅子が倒され、はじめに簡単なチェックと歯の状態を確認したところ、結局歯は1/4くらいかなりしっかり失われていました。

失われた歯の行方が非常に気になるところではありますが、知らないほうが幸せなことも世の中にはあると思うので考えるのをやめました。

 

歯の状態の説明を受けた後、

「はい、じゃあ麻酔するからね~」

と言われ、訳も分からないまま天井のモニターに映るアザラシを見ながら

 

(え、でもこんだけかけてるってことは今回型とって次回埋めることになるんかな…)

(麻酔するって何、結構問題あるんか?)

(あでも治療するときって普通麻酔するのか?)

 

困惑する自分の脳内

そして視界には針とアザラシ

 

カオス。

なんとも異様な光景でした。

 

結局のところ、欠けていた箇所に発生していた虫歯を削り、欠けた箇所を埋めていただくことができたので、治療は無事今回で終了いたしました。

麻酔がかなり効いていたので、治療の痛みはなくて、むしろ麻酔の後遺症の方が辛かった…

 

費用についても、今回の治療は全てドイツで必ず加入しなくてはいけない健康保険の適応範囲内だったので、その場では一銭も払わずに治療を受けることができ、「留学先で歯が欠ける」というハプニングにしては相当平和に解決できたのではないかなと思います。

(こうやって、ね、とりあえず丸く収めておこう。)

 

 

いやでも冷静に、留学先で歯が欠けるって……あまりにも話題性に富みすぎていて、自分でもネタかと思いました。

日本でもそんな経験ないわ…

 

皆様もドイツへいらっしゃる際には歯が欠けぬようお気をつけを。
かたい食べ物、たくさんありますからね。

 

 

 

 

(普通は欠けない)